体育系 2020.10.12
第43回全国選抜高校テニス県予選で好成績!

去る10月10日(土)・11日(日)の二日間で「第43回全国選抜高校テニス大会九州地区大会熊本県予選」が開催され、本校のテニス部は男子が第2位、女子は見事優勝し、男女で九州大会に出場を決めました!

 

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男子は平成27年の優勝以来5年ぶりの九州大会出場、女子は平成29年度から続く連覇を4に伸ばしての、6回目の優勝で九州大会出場を決めました!

 

女子は第1シードでしたが、生徒は、全国選抜に出場を果たしたり、九州大会で第4位に輝いた先輩から受け継いだ次の代のチームということで、連覇への重圧があったと思います。それをはねのけての結果というところに価値があります。先輩から受け継いだものを力に変え、誇りを持って戦いました。また、決してエースではない選手が受け持った第1・第2ダブルスがすべての対戦で大仕事をやってのけました。

 

男子は第5シードからの大躍進。生徒と顧問がともに練習試合を行う中で結果を分析して出場順を練り上げていく過程で、勢いのあるチーム作りができました。2位決定戦は第2ダブルスがタイブレークになる大接戦。その中を勝ち抜いたのは、一人で戦ったのではない団体戦のまとまりが背中を押してくれたその成果だと思います。

 

本校の部活動はテニス部に限らず、「文武両道」をモットーに、勉強もスポーツも頑張りたい生徒が、その二つのバランスを取りながらの頑張りを見せてくれることに意義を見出しています。大会での好成績は、そのまま充実した高校生活を証明していることにもなり、嬉しさもひとしおです。

 

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今年はコロナウイルス感染症予防のため、高校総体が通常の形で行われず、本校テニス部が目標とする「団体戦」が開催されたのはこの新人戦・選抜予選が今年度初めてでした。11月に福岡市で開催予定の九州大会においても、大会が開催された暁には、テニスが思いっきりプレーできる環境に感謝し、精一杯プレーしたいと思います!

 

そしてもうひとつ。今回は、「団体戦」で気持ちを一つにして、男子の2位決定戦を男女テニス部全員で応援できたことが、何ものにも代え難い経験となりました。テニス部に入部したからには、いや、高校テニスをするからには、これはぜひ味わって欲しい経験です。部員全員で、一つの目標に向けて思いを一つにする。

 

「この一球は唯一無二の一球なり」。

 

日本テニス草創期の名選手、福田雅之助の名言です。団体戦はプレーしている選手だけが戦っているのではない、全員で戦っている──一球に思いを寄せ合うことができたこと。それを生徒に経験させてあげられたことが一番良かったね、と顧問同士も顔を合わせて頷きあったものでした。