2008年3月アーカイブ

満開の桜の花の下

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 『春は風が強く,埃っぽい。花粉症には辛い季節だし,膚も髪も調子が悪い。陽射しの暖かさに油断して薄着で出掛けると,夜は風が冷たくて往生する。菜種梅雨など最悪である。 冷たい雨が降り続き,桜は惨めに花びらを散らす。
 それでも春ともなれば,女は美しい色のひらひらした春物を着てみたくなるのだから不思議だ。どんなに寒くても,黒っぽい冬の服なんか見たくもない。毛玉の付いた毛織物など触るのもまっぴら。ロングブーツなんか収納する場所もなく,ついつい捨ててしまいたくなる。 あれだけお世話になったにもかかわらず心変わりは甚だしい。かくして,春には風邪引き女が増える。埃っぽい風にも,冷たい夜気にも,そこはかとなく花の匂いが漂っていて心を騒がせるのだから仕方がない。』

森光先生から教えてもらった桐野夏生『やむなき旅人』の一節です。長々と引用しましたが,今年は,街には冷たい風の中,短パンの若い女性が元気に歩いています。大丈夫か?風邪引かないか?(よけいなお世話ですね。)

進路部室の窓からは満開の桜の樹が見えます。風が吹くたびに,花びらの舞う姿は春の風情ですねえ。この春,県外の大学へ合格し,いよいよ旅立つという卒業生が進路部に春らしい私服で挨拶に来てくれました。旅立ちの春です。
“さよならを 何度言わせる 花吹雪” 

さて,平成19年度が終了しました。今日は朝から今年度の入試結果のまとめと,書類整理をしておりました。平成20年入試は,総括すると,国公立大学も私立大学もかなり良い結果を出してくれました。国公立大学は北は北海道教育大から南は琉球大まで,地域は幅広く散らばりましたが,全体的にはやはり地元の熊大・県立大をはじめ九州の大学が中心になりました。私立大学入試では,現役の合格者総数は延べ351名と過去最高の数字です。47期生は生徒の人数も少なく,一人あたりの併願出願校も特に増えたという訳でもないので,「数撃ちゃ当たる」というより,堅実に受験校を定めた結果だと思われます。また,過年度卒の浪人生も前年度よりも国公私大全てにいい結果を出してくれました。予備校等でしっかり頑張った成果だと思います。

4月から大学,専門学校等に進学する人:新しい環境に早く馴染んで,勉強,サークル活動,社会経験など是非有意義な学生生活にして下さい。長期休暇中に帰省することがありましたら,高校へ顔を出して,大学生活の様子など聞かせてくれると有り難いです。
予備校等で「捲土重来」を期す人:自分の弱点分野をしっかり分析して,目標をしっかり持って頑張って下さい。進路部では一村先生・豊田先生が「卒業生サポート係」になっています。予備校への激励訪問や,対外模試の案内などサポートしていきますが,たまには元担任へ近況報告に来てくれると安心します。

また,保護者の皆様,特に3年次は何回も高校に来て頂いてのデータ説明会や三者面談,特別演習や多くの対外模試での出費等,大変お世話になりました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

もう,明日からは平成20年度の始まりです。進路部室も校務分掌の関係で先生方の入れ替わりがありました。(引っ越し荷物が山のように出ました)48期生も前年度と同様に生徒達が自分の行きたい進路に進めるよう,担任団ともども,一年間サポートしていきます。私もたまには映画を観てストレスを解消しながら頑張っていきたいと思っています。(昨年は年間102本,2008年は1月から3月末までで34本。これを“たまには”と言います。ちなみにこの34本でのマイベスト3は『潜水服は蝶の夢を見る』『いつか眠りにつく前に』『アメリカン・ギャングスター』でした)
平成20年度もよろしくお願いします。

以上,年度末にあたってのとりとめのない部長挨拶でした。
                               3/31 山下大蔵

高2駿台マーク模試

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先日の進路部長ブログで「高校の制服をまだ持っている女性の先生」と書いてあるのを見て「めぞん一刻」を思い出した森光です(たぶんその先生も絶対イメージにあると思います)。


さて、報告が遅くなりましたが、3月15・16日に行われた「高2駿台マーク模試」の報告を…


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2月の進研早期対策マーク模試に比べて、今回のテーマは「初めての5教科・6教科型模試」というものでした。もちろん、科目数が増えればそれだけ負担も増えますし、2日間にわたる模試も初めてのはずです。未知の領域の体験とも言うべき2日間だったと言えるでしょう。


本番のセンターテストも2日間にわたる試験です。今後もこうした模試は数多く設定されます。早く慣れて、自分の力をフルに発揮できるようにしましょう。


では、今回も例によって反省事項を…


1 エンピツを用意しましょう

今回は時計を用意してきた生徒は多数いました。前回の反省が生きていますね。しかし、センターテスト当日の試験会場に唯一持って行くことのできる「書く」ための筆記具「エンピツ」が用意できていない人が多数いました。


たしかに普段の学習ではシャープペンシルを使っていることもあり、そちらの方がスムーズに思考できるということもあるでしょう。しかし、本番ではエンピツ以外では解答できないという事実の前には、慣れておく以外の対策はないと言えます。


今後のマーク模試や小テストで「エンピツマスター」になってください!


2 ペース配分に注意!

一つの教科に絞って考えると、たとえば英語や国語は試験時間80分の間に全ての問題を効率よく解答できるためにはその制限時間のなかでのペース配分をあらかじめ考えておかなければなりません。国語を例に取ると、例年のセンターテストの出題量は、80分で終わらせるためにはかなり忙しい思いをさせられる問題量と言えます。逆を言えば、問題を解き終わって見直す時間はほぼなく、ましてやぼーっとしている時間など残っているはずもないのです。


残り10分、問題に目を落としているはずもなくボーッとしている生徒。近づいて見てみると、確かに最後までマークはしてある…そんな生徒は、どこかで重大な見落としや読み落とし、いい加減に読み、設問を処理してしまったと言うことでしょう。自分でも、やけに早く解き終わった時は何か見落としがあるんじゃないか、と疑ってかかるべきです。


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さぁ、これで2年生の模試はおしまい。来年受験する模試はもっともっと実践的な問題が出題されますし、志望大学の判定も時期を考えればその意味合いは重みを増してきます。一回一回の模試を大切にしましょう!

戦いすんで,さて,何をしたい?

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3月12日(水)。日本史的には東大寺修二会(お水取り)の日ですが,受験生にとっては国公立大の後期日程の試験日です。朝から熊本大学へ,午後は熊本県立大へ激励に行きました。前期に比べると人数的には少し閑散とした雰囲気ですが,受験生の真剣な表情は変わりません。ポカポカ陽気のいい天気でしたので,入室までの時間,受験生は外で問題集や教科書を読んでいました。(暖かくて,芝生でつい眠りこけてる人も。)

(いい天気=杉花粉の飛散も全盛期。屋外にいて,いっぱい吸い込んで,鼻が完全に詰まりました。現在,口呼吸のみで生きています。食事の時は無呼吸です。ツライ!)

後期日程受験生へ
私大のB日程入試がまだ一部残っていますが,今年の受験カレンダーもほぼ終わりです。あとは3月20日前後の合格発表を静かに待つばかり。
10月に推薦で合格が決まった生徒たちから遅れること5ヶ月。長い道のりでしたね。
めげた時も何回もあったはずですが,よく3月まで粘ったと思います。お疲れ様でした。
結果が出るまで,しばらくはゆっくりできます。受験のせいでガマンしていた事ができる時間がありますので有意義に過ごしましょう。

個人的な受験の思い出パート(いくつだっけ?)
昔,昔,私が受験生だった時,机の前に大きな紙を貼って『合格した日にやりたいこと』というリストを書いていました。サラ・ポーリー主演の『死ぬまでにしたい10のこと』やジャック・ニコルソン,サミュエル・L・ジャクソンの『ザ・バケット・リスト』(夏頃公開予定?)は,残された時間にやりたい事をリストアップしていましが,私の場合は受験から解放された日にしたい事のリストでした。誘惑に負けそうな時やスランプの時にどんどん書き足していったら,最終的には24個もありました。(1日では無理!)
発表が済んで,改めてリストを見たら,「したい事」は2つしかありませんでした。(他の22個は受験からの逃避願望だったのでしょう。)
①映画を腹いっぱい観る。
1日で4本観ました。(10時間!)ストーリーがこんがらがってしまいました。
②受験に関係ある参考書類を全部処分する。
庭に持ち出して燃やしました。(今は焚き火もダイオキシンの関係で禁止らしい。)教科書・参考書・赤本だけの予定が,制服・体操服・カバン・写真etc・・・。気がついたら,高校時代の品物は見事に何にもなくなりました。 せめて,ノートと写真と卒業アルバムは残しとくべきだったと,今でも後悔しています。(絶対マネしないように。思い出は品物でよみがえるものです。学付にもまだ高校の制服を持っている女性の先生がいます。)

とにかく,ボクシングでいうと12ラウンドをフルに闘い終えました。頑張ったね。人事は尽くしました。あとは,天命を待ちましょう。
さあ,私も今週はたくさん映画を観るぞオ。ちょっと肩の力が抜けた山下でした。

梅は咲いたか 桜はまだかいな

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と,昨年2月は菅原道真の子孫だというレゲエ歌手 etisの歌が受験ソングとして流れていました。気象庁は桜の開花予想を出しましたが,国公立大学受験生のサクラサクの季節が始まりました。


(ついでに杉花粉も最盛期です。つまらなくて泣けない映画の時に,涙目にハンカチを当てながら字幕を読むのは結構つらいものがあります。以前,『陰陽師』で号泣したという教え子のように周囲から感性を疑われそうで。)


合格の事を「サクラ咲く」と言うようになったのはいつからだろう。 


大学の合格発表を見に(確認しに)とことこ行きました。


いきものがかり「花は桜 君は美し」,高野健一「さくら」。


TSUTAYAで借りるDVDを捜している時にがんがん流れていて,不本意ながらも憶えてしまった曲を頭の中でメロディを浮かべながら。歌いません。音痴ですから。3月初旬で卒業式は済んでいるのに,何故かみんな制服で見に来るんですねえ。


ネットで合否が確認できるようになって,以前に比べると確かに人だかりの数は減っていました。それでも,やはり,悲喜こもごものドラマが…。


3年生・受験生へ


合格した人。おめでとう!よく頑張ったね。是非,学校へ顔を出して担任へ報告して,自分の字で「合格報告書」を書いて下さい。


残念だった人。厳然と結果は出てしまいました。悔しいでしょうが,これも人生の試練と思うしかありません。気持ちを立て直して,落ち着いたら,保護者や担任ともしっかり相談しながら次への対応を考えて下さい。妥協はいつでもできますが,最善をつくすのは今しかありません。


受験が終わって気が緩み,眠り病のように寝てる子がいます。大学の合格発表も保護者が枕元に来て「あんた,通ってるよ。」と言われて,眼をさましたら,10時30分だったという話。


一方では,制服で毎日学校へ来て,後期試験対策の小論文を書いている子もいます。


勉強でも仕事でも真剣に頑張ってる姿は美しい。


ブレンダン・フレーザー(『ハムナプトラ』の主役の人)のコメディ映画『ハードロック・ハイジャック』のセリフ。


「成功は運じゃない。つかみ取れ」 


最後まで粘り抜いて欲しい。


花は桜 君は美し 春の木漏れ日 君の微笑み

冬が終わり 雪が溶けて 君の心に 春が舞い込む

                                ~いきものがかり「花は桜 君は美し」~


熊本の桜開花予想日は3月27日。春よ来いと祈る山下でした。

データと可能性と想像力

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こんにちは。森光です。


さて、本日は「先生だって勉強しなくっちゃ」シリーズ(いつシリーズ化したの?)の「Fine system研究会」参加のご報告をしたいと思います。


本校では1年生の時に3回、2年生の時に4回、3年次にはおよそ5回のBenesse主催の模試を受験しています。受験の都度、本校では、インターネット回線を通じて「Fine system」というアプリケーションから、その模試の結果を多角的に検証したデータをダウンロードし、その数値を職員会議や学年担任会議などで報告し、その後の指導に役立てるという取り組みをしています。


…得てしてこうした「アプリケーション」ものって、毎年毎年バージョンアップして便利になっていくんですけど、どうも「使いこなせていない」感があるんですよねぇ。それどころか、あまりに便利であるがゆえにポンポン出せるだけデータを出してしまい、却って「使われている」感もあったりして。


「データ」とはそれを駆使することによって対象にいかに効率的に立ち向かうか、ということを「考える」ネタになるはずのものだと個人的には思います。


「データ」は本来、人に想像力をかきたたせてくれるもの──「データ野球」ってその名前を聞いただけでは無機質でとてもつまらない野球のように聞こえるけれど、決してそんなことはないんです。昨年のプロ野球のクライマックスシリーズの特別解説で野村監督が懐かしの「野村スコープ(ピッチャーの配球分析)」を駆使して解説してくれたら、やっぱり見ていて面白かったですもんね。「次何投げるんだろう!?」って想像する。


さて、ワタクシが先日参加した研修会は、その「Fine system」によるデータをうまく活用するための、他校の取り組みなどを紹介するなどといったものでした。


私立学校に勤務する身としては他校の取り組みなど自分から知ろうとでもしなければなかなか知り得るものでもなく、「井の中の蛙」にならないように、こういう研修には隙あらば貪欲に参加しようと常日頃思っているのですが、今回もとてもタメになりました。Benesseから配布された資料にはすべからく「生徒の心に火をつける」と書いてありましたが、紹介された他校の活用例を見ているうちに、私の心にも火がついたのが分かりました。


データを、いかにわかりやすい形で運用し、そして生徒の進路指導に生かしていくか。先述したように、データには「使われる」のではなく、それを「使って次に生かす」という姿勢、さらにはそこから何かを想像することが大切だという、これは当たり前のことですが、それをつくづくと感じたのでした。


もう一つ大切なことを忘れてはいけません。


野村監督が解説中に「次は内角低めに投げておけば打者はファウルしか打てないよ」と予測し、果たして投じられた内角低めを打者が見事ヒットにしたとき、アナウンサーの「ファウルになりませんでしたね」という皮肉めいた一言に返した言葉、


野村「打者がうまかったんですよ。いつもデータ通りにはいかない、だから野球はわからない。そこがこのスポーツの面白いところでしょう?」


翻って我々の仕事に当てはめると、それは生徒の大いなる可能性の前にはデータが通用しないことだってある、ということでもありましょうか。大学入試においても毎年、絶望的な判定からひっくり返す生徒だって、ちゃあんといるんです。


その可能性に出会うべく、日々、生徒と向き合うのだ、ということ。


私がもう一つ学び得たこととは、月並みなことではありますが、つまりはこういうことだったのでした。


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卒業式&特別演習連絡

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森光であります。

更新が滞っておりまして申し訳ありません。


前回の報告から今日までの間に国公立大学2次試験が行われたり…(詳しくは「ガクフブログ2月25日付け」をご覧ください)あるいは学年末考査が行われたりと慌ただしい日々が通り過ぎていきました。


そして、今日は卒業式が行われました。その模様は本校のブログにて「ふじもとさん」が報告してくれることでしょう。今年もまた、すばらしい卒業式でした。


未だ合格発表が本格化していない国公立大学は後期日程へ向けて、また明日より小論文個別指導などが行われます。3年生も引き続き、最後の最後まで頑張ります。応援していますよ!!


さて、本日の進路部からは「春期特別演習」についての連絡です。2年生はすでに要項が配布されています。申し込みは今週の6日(木)までです。


今回から地歴・公民が受講科目に入ります。いよいよ、受験の1年が始まります。3年生からは、確かに、今日、バトンを受け取ったことと思います。積極的に申し込んでスタートダッシュを決めましょう!


また、1年生は今週中には要項が配布されます。基礎固め・苦手教科克服・得意教科のさらなる飛躍に、特別演習をうまく利用しましょう。春休みの生活・学習学習のペースメーカーとして活用するのもいいでしょうね。


新しい世界が開ける春です!卒業生も、在校生も、新しい世界へ向けて、飛躍していきましょう!